岩城のあゆみ

革新が新しい伝統となっていく。

伝統を受け継ぎ尊重しつつ、常に革新への意志を胸に置き、
岩城は一歩一歩そのあゆみを進めてまいりました。
私たちを取り巻く環境や社会構造が大きく変転し、
事業領域も庭づくりからランドスケープデザインへと拡がってきた現在、
真に価値ある空間や景観を生み出すためには、
伝統と革新への姿勢を貫いていくことがますます大切になると考えています。

■ 源流(創業者・岩城千太郎と植治)
岩城のあゆみは昭和16年、岩城千太郎が東京に開設した「岩城庭園研究所」に端を発します。千太郎は青年期を京都の植治こと七代目小川治兵衛の間近で過ごしその「心と技」を吸収。庭づくりを生涯の仕事と思い定め上京しました。

  • 野村別邸

■ 黎明期(1939-1959)
千太郎の設立した岩城庭園研究所は、戦後、岩城造園株式会社と改め庭づくりを再開します。復興に伴い、赤坂の料亭を始め、実業家、政治家、文化人といった人たちの自邸の庭づくりを数多く手がけています。建築家・吉田五十八氏との共作はこの頃から始まりました。

  • 裏千家東京道場
  • 鈴木万平邸
  • 鈴木宗保邸

■ 発展期(1960-1979)
東京オリンピックを契機に、御三家ホテルの建設がスタートし、日本は高度経済成長期へと歩を進めます。公共の重要施設や文化施設、シティホテル、オフィスビル、大学キャンパス、工場緑化など、作庭範囲は多岐にわたり、海外での作庭もこの頃から多くなりました。

  • ニューオータニ
  • 東山旧岸邸
  • 最高裁判所

■成熟期(1980-1999)
1986年頃から始まったバブル景気により地方開発が進み、リゾート施設やゴルフ場、ホテル、旅館などの作庭が増えたのがこの時期の特徴です。文化施設に対するニーズの高まりにより、美術館、各種ホール、公共茶室などの庭も多く手掛けています。

  • 伊勢神宮茶室
  • 国立劇場能楽堂
  • 東京美術倶楽部

■ 現代(2000-)
都市・社会の成熟とともに、庭に対する時代の要請に応える多角的な視点が必要な時代となりました。また、建築物の改修や地域の再開発に伴い、改めて庭の本質が見直されています。岩城は、培ってきた技術と感性を継承しつつ、新たな庭の創出に挑み続けています。

  • 青松寺
  • 朝日酒造
  • サンシティ町田
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